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集落排水事業のためのミニ・コンポスト施設

 農村環境に整備される集落排水施設は、農村生活環境の改善を図りつつ、併せて公共用水域の水質保全など、その役割は多岐にわたり、各方面からの整備要請も非常に高い事業の一つです。

 しかし、集落排水施設より発生する汚泥は、高い栄養価があるものの、その性状など取り扱いが困難であり、農地還元に支障をきたしています。また汚泥を堆肥化する施設は、その装置が大きく、維持管理も専門的知識を必要とすることから、集落排水施設には不向きな施設と言えます。

 そこで、私たちはコンパクトな施設で、堆肥として付加価値をつけることのできるミニ・コンポスト施設を提案します。

〜脱水施設〜

 本施設の汚泥脱水装置は、真空、もしくは加圧あるいはこれらの併用を採用しています。従来の工程では脱水限界が生じますが、脱水加圧済みの低含水汚泥を添加することで、脱水限界を高め、汚泥の脱水率の向上が図れます。また、脱水ケーキの形状をレーザーで感知するため特殊な管理は不用です。

〜高温・好気コンポスター〜

 ここで採用する高温・好気処理法はウッドチップまたは古紙パルプ材、木炭等多孔質状の水分調整材を発酵槽内に予め充填し、脱水濃縮汚泥を投入し、加温、通気・撹拌することで中温菌、高温菌の働きにより高負荷の有機物のコンポスト化を行う方式です。

 本装置は高い熱量を自己発生するため、加温エネルギーを減ずることができ、農集汚泥のような高濃度の有機物処理に適したコンポストです。

 発酵速度を高め、臭気の発散を少なくするために密閉構造の発酵槽とし、槽内の空気を循環させることで臭気拡散の抑制、加温が可能となります。熟成したコンポストは臭気を吸収する働きがあり、間接的な脱臭材に使うことができるので、熟成したコンポストを第1槽に返送し混合することで、原料から発生しやすい臭気の防除が行われます。

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